突然ですが、
いまの収入から
月40,000円増えたら
嬉しいですか?
「嬉しい人」は
読み進めて欲しい
競馬で勝つために
必要な要素は
何でしょうか?
データ?
才能?
それとも極秘情報?
答えは全て不正解
「基本を徹底」した
自分で決めたマイルールを
淡々と運用できる人が
『継続的に勝てる』
単複馬券の備忘録とは?
はじめまして。『単複馬券の備忘録』を運営している管理人です。
名前はあまり意味が無いので、特に決めていません。
私は、このサイトとX(Twitter)を活用し、単複馬券の備忘録と題して、馬券を買う(狙う)レースや馬、馬券の買い方、競馬や馬券に対する考え方、レースの振り返りなどを備忘録として残しています。
単複馬券の備忘録
管理人プロフィール
初めてテレビで競馬観戦したのは2002年12月の第54回阪神ジュベナイルフィリーズ(勝ち馬はピースオブワールド)
人生初の競馬場観戦は2003年6月のエプソムカップ(府中)
2009年から馬券を買い始めた
2024年時点で生涯収支は確実にマイナス
だが、徐々にプラス収支に転換している
馬券の買い方遍歴
これまで私がどのような馬券の買い方、運用方法だったのかをまとめてみた。
自分自身の整理と備忘録もあるが、何かしら皆さんにも気付いていただける点があると嬉しい。
馬券を買い始めた当初はこれといった馬券スタイル、決まった手法はなく、いわば「適当に」馬券を買っていたのが正直なところ。
趣味程度のものだったので良いと言えば良かったが、収支は大幅にマイナス。
適当にやっていて稼げたら誰も苦労しない。
そろそろ本気で勝ちたい、稼ぎたいと思い始めたのが2013年の終わり頃。
単複馬券という手法に出会ったのは、ある一冊の本がきっかけだった。
私の原点にして、人生初の年間収支プラスを達成した手法こそ単複馬券
これだ、これこそ自分に合った投資法だと実感できた。
年間を通してプラス収支だったのだから、間違いない。
「競馬の基本は勝つ馬を当てること」
これをテーマに掲げて取り組み、単勝と複勝だけで稼ぐことができた。
今思えば、未熟だった。
前年に人生で初めて年間収支プラスを達成したことで、完全に調子に乗ってしまった。
更に稼ぎたい、そんな欲が出て単複馬券の複勝を外し、馬単との組み合わせに変えてしまった。
結果的としては惨敗。的中率の低さに心が折れてしまい、年間収支もマイナスに終わった。
単複馬券に戻ればいいものを、より的中率を高めつつ大きな配当も得たいという身勝手な考えで3連複フォーメーションを主体にするも、やはり上手くいかなかった。
成功した方法を貫けばいいものを、自分でブレてしまっていた。
今思えば、自分から負けに行ったようなもの。
当然、この年も年間収支マイナスで終わった。
仕事とプライベートの都合で、この3年半は馬券を買う時間がなかった。
それだけ他に夢中になるものがあったから、それはそれで良かった。
これといった手法は決めず、趣味程度で終わったから細かい収支計算もしていないが、マイナスなのは間違いない。
少し落ち着いた2021年秋、また馬券を本格的に買おうと一念発起。
そこでチャレンジしたのが複勝での大勝負。
複勝1.5倍以上、かつ買う騎手も決めて狙っていく手法。
今思えば、2023年の原形といえる。
課題もあったが、結果としてもプラス収支で終わったから、一定の手応えは掴んだ。
前年の秋競馬でプラス収支となった複勝大勝負プロジェクトを年初から継続。
2月まで悪くない成績だったが、3月に入って不的中が続き、一気に口座残高が尽きた。
ちょうど即PATに切り替えたいなと考えていたから、普段使っているネット銀行と連携。
入出金がより身近になった反面、3月途中から複勝プロジェクトがダラダラになり、終わってみれば馬連、3連複など複数の馬が絡むオッズの高い券種に目移りしていった。
愚かなことに、またしてもマイルールを破り、ブレてしまった。
たちが悪かったのは、昔と比べて少しは使える資金が増えたこと。
結果として、過去最悪となる年間収支マイナス20万円を計上。
この時点で一旦競馬を離れ、また仕事に集中することにした。
年が明け、再び原点に戻り、買う騎手・金額・条件などを細かくマイルールとして設定し直した。
また、これまでの失敗と成功、どちらも加味した上で、単複馬券の運用を再開した。
課題もあってマイルールの調整も重ね、まさに試行錯誤しながら、結果的には何とか年間収支プラスを達成できた。
成功体験、成功した運用方法を素直に実践した結果だと思っている。
自分さえブレなければ、勝てる。馬券で稼げる。その実感は得た。
年が明け、前年に続いて単複馬券を運用。
マイルールもほとんど変えず、投資額だけ調整しながら運用してきた。
しかし、ここで勝負を急ぎ過ぎた。
2月の時点で損失が大きくなり、明らかに自分の中で焦りがあるのを実感した。
馬券購入のペースを控え、春のG1シーズンも熱くなり過ぎず、淡々と取り組んだ。
最終的に多少の収支改善はできたが、序盤での損失が大きすぎたたため、年間収支もマイナスに終わった。
ブレたわけではないが、投資金額(資金管理)と購入頻度がコントロールできなかった。
原点も原点
「競馬は勝つ馬を当てること」にフォーカスして、単勝1点に絞ることにした。
思えば、ここから本当の投資が始まったのかもしれない。
マイルールの全体は大きく変えず、買い方を「単勝1点10,000円単位」にした。
(オッズ次第で、稀に複勝にすることもある)
買うときは買う
買わないときは買わない
10,000円単位を投じて良い
そう判断した人馬に投資する
そんなメリハリをつける意味でも、この買い方は成功した。
正確に言えば運用開始直後は不的中が続き、さらにマイナス収支は広がってしまった。
しかし、夏競馬では投資を控え、秋競馬の再開とともに収支は改善していった。
これだ。この方法こそが、自分に合っている。そう確信した。
10年以上馬券を買ってきて、ようやく気が付いた。
早いか遅いかは分からないが、もうブレない。
マイルールを徹底する
いよいよ本題に入っていきたい。
私の馬券の買い方を見てもらったのも理由がある。
そう、私はいままでブレまくっていた。
2014年に単複馬券で年間収支プラスを達成したにもかかわらず、更に欲が出てあれこれ違う手法へと移ってしまった。
結果として2014年に積み上げた利益はあっという間に吹き飛び、またマイナス収支に逆戻り。
これはいかん。
再起を図った2022年秋から、また徐々に成功体験が増えてきた。
そして2023年は課題もありつつ年間収支プラスを達成するも、2024年は序盤から飛ばし過ぎて焦りが出た。
そして2024年6月、メリハリをつける、買うと決めたらしっかり買う。
そんな想いで「単勝1点10,000円単位で買う」ことを決めてから、うまくいき始めた。
お恥ずかしい、情けない話だが、15年以上も馬券を買ってきて、ようやく気付いた。
本気で継続的に馬券で勝つためには才能もデータも極秘情報も重要ではない。
ただひたすら、基本に忠実に馬券購入(投資)することだと。
買うときは買う
買わないときは買わない
10,000円単位を投じて良い
そう判断した人馬に投資する
もちろん、厳密にいえば過去のレースデータ、傾向、馬の戦績などはチェックする。オッズも重要なデータだから、見ることは見る。
しかし、最後に馬券の種類や金額(買い方)がブレてしまうと儲からないことが分かった。
当然、途中でマイルールを変更するようなこともせず、ひたすら単勝馬券(オッズ次第で稀に複勝も活用する単複馬券)で運用し続ける。
負けても焦らない。勝っても驕らない。
自信を持って、勇気を出して向かっていく。
その基本こそが、これから皆さんにお伝えする私のマイルールである。
基本その1
事前に買うレースを決める
メインレース前後
皆さんは「時間があるから」といった理由で、目の前のレースを適当に買っていないだろうか?
あるいは1日に買うレースや購入金額を決めずに買っていないだろうか?
私は馬券を買う行動=投資だと考えている。
そのため、まず最初のマイルールは事前に買うレースを決めておくこと。
それがメインレース前後。
メインレースはその日の中で最もグレードが高いレース。
重賞を中心にオープン(リステッド)などが組まれており、経験豊富な馬が集まり、賞金も高い。
もちろん重賞だからすべて買うわけでもなく、その中でもしっかり選ぶ必要がある。
一定のデータがあって過去の傾向が把握できる古馬のレースが中心。
その条件に合致して勝てそうならメインレースに限らず投資すべきなので「メインレース前後」としている。
メインレースに固執する必要はないから、機会損失をしないようにする。
しかし、闇雲に毎レースの買うのは愚の骨頂である。
リスクを回避して無駄な投資を減らし、資金を集中させる
本気で月40,000円の利益を目指すなら
馬券購入は投資と捉えるべき。
方針を決め、行き当たりばったりで買ってはいけない。
基本その2
買う騎手を決める
メインレースを中心に投資すると決めたら、次なる思考は「勝てる騎手を狙おう」となる。
騎手は競馬のレースにおいて重要な要素。
一流騎手とそうでない騎手の技量には明確な差がある。
私たちが投資すべきは当然、信頼できる一流騎手たち。
間違っても、二流三流騎手に大切な資金を預けてはいけない。
2024年6月以降、私のマイルールに設定している騎手は以下の通りである。
- クリストフ・ルメール(JRA)
- バウルジャン・ムルザバエフ(短期免許)
- ライアン・ムーア(短期免許)
- ダミアン・レーン(短期免許)
- ジョアン・モレイラ(短期免許)
- クリスチャン・デムーロ(短期免許)
- レイチェル・キング(短期免許)
もはや説明不要のトップジョッキー、クリストフ・ルメール騎手を中心に、世界で活躍する短期免許取得の外国人騎手だけに絞って投資していく。
彼らへの投資は、その騎乗技術への信頼ともいえる。
「つまらない」と思われた方は、夢やロマンで馬券を買ってもらっていいと思っている。
それ自体を止めたり、批判する気は一切ない。
ただ、私は本気で真剣に馬券投資で勝ちたい、資産を増やしたいと考えている。
その「考え方の違い」が交わることはないだろう。
交わる必要性もない。
自分の大事な資金を預けてもよい、
信頼できる一流騎手のみを買うべし
基本その3
券種を固定する
単複馬券(単勝・複勝)
基本は単勝
ここまで来たら、次に買う券種も決める。
単勝もしくは複勝の1点買い=単複馬券である。
本命馬1頭を狙えばいい、シンプルかつ再現性の高い馬券
15年以上馬券を買い続けてきた結果、私には「複数の馬を的中させる馬券で稼ぐのは無理だ」ということに気付いた。
しかし、本命馬の単勝もしくは複勝であれば的中できるし、成果も出る。
成果として実感すれば自信が湧いてくる。続けられる。退場しなくて済む。
基本は単勝
複勝よりもオッズが高い傾向にあり、何より「勝ち切る」という感覚を得るのは重要である。
一方、当たらなければ意味がないから、オッズ次第では複勝を買ってもいい。
「本命馬を的中する」ことがリターンにつながる。
予想が当たっても馬券のリターンが無ければ、価値はない。
単勝も複勝も手段であり、目的の本質は「馬券で稼ぐこと」である。
また、本命馬1頭だけを狙う単複馬券は分析の効率化にも役立つ。
たとえ外れたとしても、レース映像を集中して観られるので、自分だけのデータベースを構築できる。
これが複数の馬を追うとなると大変で、分析にも時間が掛かって効率的ではない。
自分の大切な時間を競馬だけに費やすわけにもいかない。
競馬の基本は勝つ馬を当てること
予想的中に価値はない。馬券の的中・リターンこそ本質
基本その4
買う金額を決める
1点10,000円単位
ここまで決まっていれば、だいぶ思考もクリアになってくる。
しかし、本気で勝つためにはもう一歩足りない。
金額で迷ってしまったのが、過去の失敗でもあった。
大きく勝負した時に外れ、小さい金額で的中していたら、トータルでは負ける
そういった意味で、投資金額は基本的に一定にすべきという結論に至った。
ただし
金額に関しては、人によって異なるだろう。
人それぞれ収入や貯蓄、つまり投資できる資金は異なる。
ここは、人によって変わっていい要素だと考えている。
私が意識しているのは「無くなったら痛いが、ものすごく困るほどではない」という金額である。
買うときは買う。買わないときは買わない。メリハリをつける。
買ってもいいと判断した、その価値がある人馬に自分の大事な資金を投じる。
この意識が本質的に重要であり、金額自体は、自分自身の事情に合わせてもらえればよいと考えている。
無くなったら痛いが、
ものすごく困るほどではない
そんな金額設定が重要
買ってもいいと判断した、
その価値がある人馬に
自分の大事な資金を投じるべき
基本その5
避ける条件も決める
不良馬場・新馬戦・未勝利戦
最後に、避けるべき条件も決めておくのが重要である。
私は不良馬場・新馬戦・未勝利戦だと考えている。
ご存じの通り、不良馬場は最悪の馬場状態。
とてもまともなレースができる状態ではなく、マイルール2で決めた騎手、特にリーディング上位や外国人騎手はハッキリ言ってやる気を無くしている。
そんなレースに投資するのはリスクしかない。
また、キャリアの浅い新馬戦・未勝利戦も避けるべき。
理由はシンプルに何が起こるか分からないから。
たとえ人気馬でも悪癖があって外側に行ってしまうとか、メンタルが未熟だとか、成長過程の若馬にはリスクが付き物である。
わざわざ、そんなレースを選ぶ必要が無い。
この言い方のほうが、分かりやすいかもしれない。
出口を明確にしておく
月40,000円
年間480,000円
の利益を目指す
ここで、冒頭に書いた「今の収入から月40,000円増えたら」という話をしたい。
私は馬券購入という投資行動によって月40,000円、年間480,000円の利益を目指している。
この金額には明確な理由が2つある。
- 一時所得の特別控除範囲内
- 現実的な金額
一時所得の特別控除範囲内
突然難しい言葉を出したが、要するに「確定申告しなくていいギリギリの利益額」が年間48万円ということ。
馬券で得た利益が年間50万円を超えると確定申告が必要になる。
この「利益」には「はずれ馬券の購入額」は含まれない。
年間利益が50万円以下なら確定申告せず、合法的に馬券で得た利益を全額そのまま懐に収めることができる。
これは一時所得の計算方法を見れば分かる。
(馬券で得た利益はほぼ全ての人が一時所得です)
一時所得の金額=総収入金額−必要経費−特別控除額(最高50万円)
「必要経費」は「的中馬券の購入額」
また特別控除額が最高50万円なので、払戻から購入額を引いた金額が50万円以下なら特別控除で0円になるため、馬券の一時所得に関しては納税の対象外となる。
ちなみに「一時所得の金額」が1円以上になっても、最終的には「一時所得の金額×1/2」で算出した額が対象となる。
さらに給与所得など他の所得と合算して総所得金額を求め、税額を計算するので、人によって最終的な納税額も変わってくるが、厳密には多少超えたくらいなら十分に手取りは残る。
「難しい言葉は分からない」と投げ出した時点で投資で勝つことはできない。
何も考えず3連単などで一発大儲けしたほうが、後で納税を迫られ手取りが減る、もしくはマイナスに陥る危険性があるのだ。
現実的な金額
2つ目の理由は、現実的な金額であること。
40,000円を稼ぐのは大変なことだ。
時給1,000円の仕事なら月40時間。
1日5時間働いても8日必要。
平日週5日フルタイムで働いているなら、休みの土日2日を4週間。
つまり土日の休みもすべて働く必要がある。
短期間なら耐えられるかもしれないが、継続するのは不可能。
身体を壊してしまう。
休みを潰してまで働く代わりに、馬券購入という投資によって、その稼ぎが生まれるなら魅力的ではないだろうか。
そう上手くもいかないのが競馬(馬券投資)だが、イメージは
1日 +5,000円×2日(土日)×4週(1ヶ月)=40,000円
1日5,000円稼ぐなら、1.5倍を10,000円で的中すれば達成できる。
1.5倍なら単勝どころか、複勝だけでも、十分に的中できうる。
どうだろう。
3連単で何百万、何千万、何億と稼いで家でも建てたいだろうか?
それこそ非現実的で、夢物語である。
予想屋たちの思う壺である。
私の考え方は決して難しくない、むしろ誰にでもできる、再現性の高い投資方法だと考えている。
撤退ラインも決める事
最後に、私が過去の失敗から学んだことを書きたい。
一定の損失を超えたら、潔く撤退すること。
馬券に投資できるだけの資金が貯まるまで仕事に精進すること。
競馬が人生のすべてでは無い。すべてにしてはいけない。
株式投資や不動産投資などもそうだが、投資で100%勝てる方法、絶対に儲かる方法は存在しない。
そんなことを謳ってる投資があったら、それこそ100%詐欺であると断言してもいい。
負けるリスク、資金が減るリスクは当然ある。
だからこそ、金額の部分でも書いた通り「無くなったら痛いが、ものすごく困るほどではない」設定が重要になってくる。
一定の損失を超えたら潔く一旦撤退して、時間をおくのです。
馬券に限らず、投資において大事な考え方である。