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距離別種牡馬ランキング

こんにちは!単複馬券の備忘録です。

今回は中央競馬における距離別の種牡馬の成績をランキング形式でまとめてみました。
中央競馬には距離によってそれぞれスプリント、マイル、中距離、長距離とカテゴリーが分かれており、短距離が得意な馬や長距離が得意な馬など、それぞれの特徴に応じてたくさんのレースが組まれています。また、国内最高峰のグレードであるG1レースにおいても、スプリント、マイル、中距離、長距離とそれぞれの距離でレースが用意されています。その中から、今回は種牡馬に注目してピックアップしてみました。

※当ランキングは筆者の独断で順位付けされています。特定の競走馬や関係者、あるいは馬券に誘導するものではありませんのでご了承ください。
※出走数や勝利数などのデータは2012年~2016年度の5年間を用いています。

目次

スプリントが得意な種牡馬ランキングTOP3

まずはスプリント(芝1200m)が得意な種牡馬のランキングです。

第1位 サクラバクシンオー

スプリント界の種牡馬ランキング堂々の第一位はサクラバクシンオーです。
サクラバクシンオー自身は現役時代にスプリンターズステークスを2連覇している、まさにスプリント界を制した馬でしたが、その遺伝子をしっかりと産駒が受け継ぎ、直近5年間で110勝をマークしています。
産駒自体が1000回以上の出走をしており、勝率にすると約10%、連対率約18%、複勝率約24%という成績を残しています。110勝のうち、重賞勝利は5勝となっており、これはスプリントにおいてトップの成績です。代表的な産駒は父と同じくスプリントG1である高松宮記念を制覇したショウナンカンプやビッグアーサーを輩出しています。

その他にも、スプリントG2のセントウルステークスではダッシャーゴーゴー、カノヤザクラ、シーイズトウショウといったサクラバクシンオー産駒が勝利をしており、今でもスプリント界をけん引する大御所と言える種牡馬ではないでしょうか。

第2位 ダイワメジャー

第2位はダイワメジャーです。
産駒の出走回数はサクラバクシンオーに次ぐ1000回以上をマークしており、そのうち81勝をマークしています。
ダイワメジャー自身はスプリント戦の出走こそないものの、マイルG1である安田記念、マイルチャンピオンシップを制覇していますので、産駒がスプリントをこなせても不思議ではない血統と言えますね。

スプリント界における代表産駒はG1高松宮記念を制覇したコパノリチャードやセントウルステークスを制覇したエピセアロームなどがいます。

第3位 アドマイヤムーン

第3位はアドマイヤムーンです。
アドマイヤムーンの現役時代は中距離を中心に活躍しており、ジャパンカップや宝塚記念といった中距離のビッグレースを制覇している実績があるので少しイメージしづらいかもしれませんが、産駒はスプリントでも活躍を見せています。
その背景にはアドマイヤムーンの父であるエンドスウィープの血統が関係しているかもしれませんね。と言いますのも、エンドスウィープ産駒自体はアドマイヤムーンを除くと桜花賞を制したラインクラフトやダート短距離で大活躍をしたサウスヴィグラス、アメリカでスプリントG1を制覇し日本でも種牡馬として活躍しているスウェプトオーヴァーボードなどを輩出していますので、比較的短距離向きな血統だからです。

アドマイヤムーン自身は中距離で活躍しましたが、その血統を受け継いだ産駒はスプリントでも活躍しており、ここ5年間ではサクラバクシンオー、ダイワメジャーに次いで69勝をマークしています。スプリントG1こそ勝利していないものの、セントウルステークスを制覇したハクサンムーンや京王杯2歳ステークス(芝1400m)を制覇したレオアクティブなど短距離界でも活躍する産駒を輩出しています。

マイルが得意な種牡馬ランキングTOP3

続いてはマイル(芝1600m)が得意な種牡馬のランキングです。

第1位 ディープインパクト

堂々の第1位はディープインパクトです。
ディープインパクト自身は現役時代にマイルの出走はありませんでしたが、サンデーサイレンス産駒らしい万能な距離適性と、母系にマイルが得意な血統が合わさればマイル界でも圧倒的な存在を示すことになり、過去5年間で実に237勝をマイルでマークしています。
重賞勝利は32勝をマークしており、他の追随を許さない成績となっています。

マイルにおける代表産駒はマイルチャンピオンシップを制覇したダノンシャークやトーセンラー、安田記念を制覇したリアルインパクト、ヴィクトリアマイルを制覇したヴィルシーナ、桜花賞を制覇したハープスター、アユサン、マルセリーナ、2歳G1ではサトノアレス、ダノンプラチナ、ショウナンアデラ、ジョワドヴィーヴルと数多くのマイルG1を制覇しています。

第2位 ダイワメジャー

続いて第2位はダイワメジャー。
ダイワメジャー自身が現役時代に安田記念やマイルチャンピオンシップを制覇していますので、イメージしやすいかもしれませんね。
産駒の成績は103勝をマークしており、重賞は11勝をマークしています。

マイルにおける代表産駒と言えば、NHKマイルカップを制覇したメジャーエンブレムとカレンブラックヒルを輩出しています。マイルでの複勝率は約29%となっており、マイル戦においてコンスタントに活躍場を輩出していると言えますね。

第3位 キングカメハメハ

第3位はキングカメハメハです。
キングカメハメハは現役時代にNHKマイルカップを制覇した実績があり、産駒も数多くいるためマイルでの成績も安定しています。過去5年間では88勝をマークしており、連対率約18%、複勝率約24%となっています。

マイルにおける代表産駒は安田記念を制覇したロードカナロアや桜花賞を制覇したレッツゴードンキ、朝日杯フューチュリティステークスを制覇したリオンディーズなどを輩出しています。

中距離が得意な種牡馬ランキングTOP3

続いては中距離が得意な種牡馬ランキングです。ここでの中距離とは、芝2000~2400mに設定させていただきました。

第1位 ディープインパクト

こちらも第1位はディープインパクトです。
ディープインパクト自身が現役時代に最も出走して活躍したのがこの中距離レースですので、この結果はイメージしやすいと思います。過去5年間で実に333勝をマークしており、重賞は60勝という圧倒的な成績を残しています。

中距離における代表産駒といえば、父と同じ日本ダービーを制覇したマカヒキ、キズナ、ディープブリランテやジャパンカップを制覇したショウナンパンドラ、ジェンティルドンナ、皐月賞を制覇したディーマジェスティなど、3歳クラシックから古馬のビッグレースまで幅広く活躍馬を輩出しています。

第2位 キングカメハメハ

続いて第2位はキングカメハメハです。
現役時代に日本ダービーを制覇しているキングカメハメハですが、産駒も中距離を中心に活躍しており、過去5年間で179勝、重賞は23勝をマークしています。

中距離界の代表産駒は日本ダービーを制覇したドゥラメンテ、ジャパンカップを制覇したローズキングダム、牝馬クラシック3冠を達成したアパパネなど大舞台でも活躍する産駒を輩出しています。

第3位 ハーツクライ

第3位はハーツクライです。
ハーツクライは現役時代に有馬記念を制覇し、ディープインパクトを負かしたことでも有名です。過去5年間で145勝、重賞は11勝をマークしています。

中距離界の代表産駒は日本ダービーを制覇したワンアンドオンリーやオークスを制覇したヌーヴォレコルトなどを輩出しています。

長距離が得意な種牡馬ランキングTOP3

最後に、長距離が得意な種牡馬ランキングです。ここでの長距離は、芝3000m以上に設定させていただきました。

第1位 ステイゴールド

レース数自体は多くないですが、牡馬クラシックの菊花賞(芝3000m)や古馬の天皇賞・春(芝3200m)といったビッグレースも組まれている長距離界において1位にランクインしたのはステイゴールドです。
ステイゴールド自身は長距離での勝利こそないものの、天皇賞・春では常に上位に入っている実績があるため、産駒はその能力を受け継いだと言えそうです。過去5年間で8勝をマークし、重賞も8勝をマークしています。

長距離での代表産駒は菊花賞を制覇したオルフェーヴルとゴールドシップ、天皇賞・春を制覇したフェノーメノなど、長距離G1はどちらも勝利をしている代表的な種牡馬と言えます。

第2位 ハーツクライ

第2位はハーツクライで、過去5年間に5勝をマークしており、重賞も5勝しています。
長距離の代表産駒は阪神大賞典を制覇したギュスターヴクライなどがいます。

第3位 ディープインパクト

第3位はディープインパクトです。
自身も菊花賞と天皇賞・春を制覇しており、長距離界においては菊花賞を制覇したサトノダイヤモンドなどを輩出しています。

まとめ

競馬界全体で見るとディープインパクト産駒が圧倒的なように感じますが距離別にみると、スプリントや長距離といった特殊な距離においてはその距離のスペシャリストのような馬がたくさんいることが分かりますね。

現役時代の成績でイメージしやすい種牡馬もいれば、意外なところで活躍している種牡馬もいて、血統の奥深さを感じます。

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この記事を書いた人

競馬観戦2002年〜馬券2009年〜
生涯収支は確実にマイナスも単複馬券を運用した2014年と2023年は年間収支プラスを達成。
このブログでは馬券の運用状況や騎手の騎乗内容解説を中心とした単複馬券の備忘録を書いていきます。

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