こんにちは!単複馬券の備忘録です。
今週はいよいよ今年最初のG1レース、フェブラリーステークスが開催されますね。
毎年この時期になると今年最初のG1が始まると共に、最初の東京開催が終了と言うことで、いよいよ春競馬に入って来るなと実感します。
そんなG1レースはどのレースも的中したいものですよね。
G1だからと言って的中したら配当がアップするとか、ボーナスが出るとかは一切ない訳ですが、なぜかいつも以上に的中したくなるものです(笑)
私なりに分析すると、やはり一番の要因は自分自身の見栄だと思っています・・・
というのは半ば冗談ですが、たくさんの人が注目するレースです。
日本で最高峰グレードのレースですから、その道の一流馬が集う訳です。
そんなレースで自分の予想によって馬券が的中できたらこんなに嬉しいことはないですよね!
どのレースよりも満足感を得られるのがG1レースに参加する醍醐味ではないでしょうか。
さて、前置きはこのくらいにして、今回はG1特集ということでフェブラリーステークスのデータ分析をしていきたいと思います。
G1レースは過去の傾向を分析することで、人気馬や穴馬をピックアップするための判断材料になります。
データだけに頼るのも危険ですが、最低限おさえておきたいデータをチェックして予想する際の材料にしましょう。
フェブラリーステークスのデータ分析
フェブラリーステークスの歴史と概要
フェブラリーステークスの歴史は古く、1984年に創設されています。
当時はG3のハンデキャップによるダート重賞「フェブラリーハンデキャップ」として開催され、現在JRAで行われているダート重賞競走では東海ステークスと並んで一番古い歴史を持っています。
創設時から東京競馬場のダート1600mを舞台に行われています。
その後、1994年にG2に格上げされ、G1に昇格したのは1997年です。
中央競馬において1年間で最初に開催されるG1レースであり、同時に中央競馬では数少ないダートのG1レースとなっています。
東京競馬場のダート1600mで開催されるため、スタート地点は芝コースとなります。
基本的には芝コースを少しでも長く走ることが出来る外枠の馬が有利とされていますが、逆に芝でダッシュが付かない芝コースが苦手な馬にとっては内枠の方が良いと言えるでしょう。
ステップレースの1つである根岸ステークスが同じ東京競馬場のダート1400mですが、このコースは純粋にダートコースしか走らないことから、なかなかステップレースとして直結しないとは言われています。
1997年~2016年までに優勝馬は20頭いることになりますが、そのうちの2/3以上にあたる14頭がフェブラリーステークス以外にも地方競馬のダートグレード競走を含むG1・Jpn1で優勝をしています。
つまりこのレースを含めてダートのチャンピオンホースとして君臨しているダート一流馬が勝っていると言えますね。
逆に言えば、フェブラリーステークスが生涯で唯一のG1勝利となったのはわずか6頭しかいません。
2014年のフェブラリーステークスではコパノリッキーが単勝オッズ272.1倍(16番人気)の人気薄で大波乱となりましたが、同馬は翌年のフェブラリーステークス連覇を含め、2016年末までにG1・Jpn1を8勝をマーク。2015年にはJRA賞最優秀ダートホースのタイトルも獲得しました。
前走好走馬が優勢
過去10年における3着以内馬の30頭中26頭は前走の着順が3着以内でした。
一方、4着以下だった馬は3着以内率5.2%と苦戦している傾向にあります。
つまり、前走で4着以下に敗れていた馬の巻き返しは確率的には低く、マイナス材料と言えそうです。
前走の着順別成績(過去10年)
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一方で、前走の着順が4着以下だった馬の中で3着以内に入った4頭のうち、2014年の優勝馬であるコパノリッキーを除く3頭は、いずれも前年のマイルチャンピオンシップ南部杯を優勝しているろいう共通点があります。
該当馬はブルーコンコルド(2008年・2着)、エスポワールシチー(2013年・2着)、ベストウォーリア(2015年・3着)で、いずれもG1戦線で活躍している馬たちと言えますね。
ちなみに、昨年のマイルチャンピオンシップ南部杯を勝ったのはコパノリッキーです。
コパノリッキーは今年も出走予定馬となっており、前走は東京大賞典を5着と敗れています。
この傾向から見れば、4着以下ではあるものの南部杯を制している馬に該当していますので、マークが必要かもしれませんね。
前走1800m以上のレースだった馬が中心
過去10年の3着以内馬の30頭中25頭が前走1800m以上に出走していました。
一方で、1800m未満だった馬は3着内率6.3%と苦戦している傾向にあります。
前走の距離別成績(過去10年)
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これは東京ダート1600mがいかにタフなコースであるかを物語っていると言えますね。
ただでさえパワーとスタミナが必要なコースのうえ、G1ともなれば流れも厳しくなるので、単純にスピードだけが持ち味の馬には厳しい舞台と言えます。
ただし、ステップレースである根岸ステークスに関してはその優勝馬に限り、本番でも3着以内に好走している馬がいます。
該当馬はビッググラス(2007年・3着)、ワイルドワンダー(2008年・3着)テスタマッタ(2012年・1着)シルクフォーチュン(2012年・2着)、モーニン(2016年・1着)となっています。
今年はカフジテイクが根岸ステークスを勝利して参戦予定ですので、注目したいところですね。
前走が下位人気だった馬は苦戦傾向
過去10年の連対馬20頭は、いずれも前走が国内のレースに出走しており、なおかつ前走の単勝人気が5番人気以内という傾向にあります。
つまり、前走で上位人気に推されていた馬たちがそのままフェブラリーステークスでも連対している傾向にあると言えますね。
一方で、6番人気以下だった馬の3着以内率は4.8%にとどまっています。
前走で人気薄だった馬がフェブラリーステークスで激走するケースは少ないと言えますね。
とはいえ、逆に言えば前走人気をしているにもかかわらず、今回人気を落とすような馬がいれば面白いかもしれませんね。
過去5年の優勝馬の共通点
過去5年の優勝馬5頭を見てみると、以下の共通点が挙げられます。
・東京ダート1600mのオープンクラスで3着以内の実績あり
・前走の単勝人気が5番人気以内
・前走の馬体重が500kg以上
・前年より以前のJRAオープンクラス、ダート1600~1800mで3着以内の実績あり
ここまで絞るとある程度の人気馬ということにもなりますが、やはり勝ち切る馬はコース実績、距離実績があり、ダート馬らしい雄大な馬体を持っている馬が該当すると言えそうですね。
まとめ
ここ最近では2014年のコパノリッキーが勝利して大波乱となりましたが、基本的にはそこまで大きな波乱傾向はなく、比較的順当に決まっている印象がありますね。
今年の出走予定馬を見ても、すでに重賞戦線や地方も含めたG1戦線で活躍している馬ばかりなので、ある程度上位人気で決まるのかなとは思っています。
とはいえ、何が起こるか分からないのがG1レースですし、過去の実績馬が忘れた頃にやってくるというケースもあります。
出走馬が確定したら、しっかりと検討して予想していきたいと思っています。
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