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複勝は保険じゃなく利益の底上げ

単複馬券は本命馬1頭の単勝と複勝を買う馬券。
最もシンプルであり、レース時は集中して観戦できる。
勝っても負けてもレース内容は記憶に残り、勝てば利益(リターン)も得られる。
15年以上馬券を買ってきた私が唯一、年間収支プラス(黒字)で運用できたのが単複馬券である。

目次

複勝に対する考え方

単勝と複勝。
その性質も至ってシンプル。
単勝は勝つ馬を当てる馬券。
複勝は3着以内に入る馬を当てる馬券。

中でも複勝は様々な券種の中で、最も的中率が高い。
そういった意味で、一般的に複勝は「保険」とか「手堅い」といった印象が強いだろう。
ネガティブに捉えるなら「弱気」と言われるのも分かる。

しかし、私は明確な意識を持っている。

複勝は利益の底上げに貢献する

複勝1.7倍以上に投資するのがマイルール

2024年、私のマイルールは複数あるが、単複馬券の中でもオッズを決めている。
単勝なら3倍以上、複勝なら1.7倍以上を付けていること。
もちろんオッズは締め切り直前まで変動するので最終的に上記オッズを割る可能性もあるが、コントロールできない要素なので考慮しない。

複勝1.7倍以上ということは、単勝でいうと2番人気より人気薄の可能性が高い。
(割れていれば1番人気の可能性もあるが、人気順は考慮する要素として無意味なので、あくまでもオッズ)

私のマイルールには金額も設定していて、基本的には単勝5,000円・複勝10,000円の計15,000円で買う。
であれば、複勝だけ的中しても基本的にはプラス(利益)になる計算。
つまり複勝1.7倍でも2,000円は利益が出る計算だ。

当てに行くのではなく、勝ちに行く

ここで重要なのが、単複馬券を買う以上、単勝=勝つ馬を当てるための投資をしていることだ。
馬券を買う上で「当てに行く」行為がいかに無駄であるか、私は過去の失敗から経験している。
競馬に絶対など無い。
ディープインパクト、リバティアイランド、イクイノックス。
確かにこうした名馬が単勝1倍台で勝つこともあるが、競馬全体で見ればごく少数であるのは誰が考えても分かること。
競馬には常に落馬、落鉄、不利などのアクシデント=リスクが付きまとう。
このリスクは前述の名馬であっても例外ではない。
生き物である以上、何が起こるかは全く分からないのだ。
このことからも、「確実に当てに行こう」という思考と行動は全くの無意味。
そんな判断で馬券を買うくらいなら、買わない方がマシである。

単複馬券はあくまでも単勝がメイン。
勝つ馬を当てに行く投資行動である。

とはいえ、現実的に負けることも多々ある。
勝負の世界だから当然だ。
負けても2,3着に残れば複勝という券種でリターン(払戻)が得られる。

これこそが単複馬券の基本であり、ブレてはいけない考え方だと私は考える。

4着以下に終わった時の考え方

複勝は最も的中率が高い券種だが、かといって的中率100%を維持することは不可能。
たとえ複勝1.1倍を買い続けたとしても、どこかで外れる可能性がある。

複勝の方が金額が大きい分、負けたときの損失(ダメージ)が大きいのは間違いない。
そこで私が設定している2つのマイルールが重要になる。

  • 原則として重賞レースを買う
  • 重賞を勝てる騎手だけを買う

この2つのマイルールは連動している。
連動しているからこそ意味がある。

例えば2023年に全国リーディングを獲得したクリストフ・ルメール騎手。
当然マイルールに入っているが、彼は重賞レースなら多くのレースで3着以内に入ってくる。
細かいデータは把握していないが、そこまで調べる必要もないだろう。

2023年で言えばイクイノックスが大きな話題になったが、それ以外でも少し調べただけで下記の成績が出てくる。

  • 東京新聞杯プレサージュリフト(3着)複勝320円
  • 共同通信杯:ファントムシーフ(1着)単勝410円/複勝150円
  • 中山牝馬S:スルーセブンシーズ(1着)単勝370円/複勝160円
  • 天皇賞(春):ジャスティンパレス(1着)単勝430円/複勝160円

ルメールほどの超一流騎手でもこれだけの配当があるのは近年のJRAにおける騎手の分散が考えられる。
武豊、安藤勝己、岩田康誠、少し前だと岡部幸雄。
彼らが全盛期だったころ、特に武豊の全盛期はほぼ一強状態だった。
特に重賞やG1になれば単勝1番人気は当たり前。
単勝2倍がほとんどで、1倍台も珍しくない。
これも細かいデータは調べていないが、武豊とルメールが同じ勝利数なら、回収率はルメールの方が高いはずだ。

他にも近年は春と秋に短期免許を取得して外国人騎手が来日する。
世界のライアン・ムーアが初めて短期免許を取得すると聞いた時は驚いたものだ。
それだけの騎手が集えば、当然有力馬も分散される。
分散されればオッズも分散される。
ここが重要である。

つまり、たとえ何度か複勝すらも外したとして、諦めず根気よく継続すれば年間を通して帳尻は合ってくるのだ。
そして仮にマイナスだったとしても、一気にプラス(黒字)収支へ転換できる可能性を秘めているのが単勝馬券である。

シンプルだが考え抜かれたマイルール

私は2024年のマイルールへ行きつくまでに、本当にたくさんの失敗をした。
損失額も数百万円にのぼっているだろう。
馬券を15年以上買ってきて、馬連・馬単・3連複・3連単といった複数の馬が絡む馬券では稼げないことがハッキリと分かった。

世間的には配当が最も高い3連単の的中や高額な払い戻しが注目されやすい。

しかし、私は世間から注目されたくて馬券を買っているわけではない。
日々の生活の足しにするため、資産運用している。

仕事で稼いだ資金の一部を投資に回している。
投資とは自分の資金を投じて、その資産を更に増やすことを目的とした行為・行動である。
その手段として株式投資もやっているし、馬券も投資の手段と考えている。

だからこそ2024年に設定したマイルールは考え抜いている。
単複馬券だけが良いわけじゃない。
その日の全レースの単複馬券を買ったからといって利益が出るわけじゃない。
単複馬券は数ある券種の中での条件であり、それ以外の条件も加味するのが投資の基本である。

株式投資ならトヨタだけを買っていれば儲かるわけじゃない。
(売らずに配当だけ受け取っていれば必ず儲かるが)
買うタイミングやどれだけの金額(株数)を買うかも重要だ。

私の馬券投資マイルールも同じで、単複馬券は馬券投資の中の1つの条件である。

2024年はブレずに淡々といきたい。

そして必ず勝つ。
馬券で年間収支プラス(黒字化)を実現する。

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この記事を書いた人

競馬観戦2002年〜馬券2009年〜
生涯収支は確実にマイナスも単複馬券を運用した2014年と2023年は年間収支プラスを達成。
このブログでは馬券の運用状況や騎手の騎乗内容解説を中心とした単複馬券の備忘録を書いていきます。

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