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本命馬の単複馬券【過去の取り組みVol.1】

この記事では、私の競馬予想に対する考え方や、これまでに実践してきた馬券の取り組みについてまとめていく内容となっています。

私自身、これまでに様々な競馬予想スタイルや馬券の買い方を実践してきましたが、役に立ったもの、成果が出たもの、上手くいかなかったもの、様々です。
常に、自分自身の状況や競馬の傾向に合わせて柔軟に対応していけるように意識しています。
競馬予想に正解はありませんので、様々な取り組みの中で検証と振り返りを行い、必要に応じて、過去のやり方に戻るといったことも常に意識しながら取り組んでいます。

今回は、私が過去に取り組んでいた本命馬の単複馬券を中心とした馬券スタイルについてまとめていきます。
この記事を書いている2016年7月時点で、このスタイルは実践していませんが、将来的に戻ることもあると思いますので、その時の為にも書いていきたいと思います。

目次

競馬の基本は勝つ馬を当てること

本命馬の単複馬券を実践にするにあたって、最も重視していた考え方が、競馬の基本は勝つ馬を当てることです。
私が常に意識していることですが、なぜその馬券の買い方をするのか、あるいはなぜその競馬予想をしているのか、といういわば前提条件を設定するようにしています。
もっと言えば、自分の競馬に対する理念を持っているとも言えます。

本命馬の単複馬券を買おうと思った時に、私にとっての理念となった考え方が、競馬の基本は勝つ馬を当てることです。
まず、この点をしっかりとお伝えしたく、最初に書かせていただきました。

なぜ単複馬券なのか?

まず最初に挙げられるのが、「なぜ単複馬券なのか?」ということですよね。
前提条件として、私が単複馬券を取り組み始めた当初の課題がありました。
それは、「馬券の買い方、競馬予想の組み立てが定まっておらず、バラバラな買い方をしていた」という点でした。そして、その結果として、馬券での成果が全くあがっていなかった(=馬券収支が年間赤字)という2つの課題がありました。

今でこそ、いわゆる「馬券のノウハウ本」は買っていませんが、当時は結構真剣に悩んでいましたので、何か打開できないかと思い、書店に行ってはノウハウ本を買い漁っていました。苦笑
恐らく、これまでに何十冊という馬券ノウハウ本を買ってきましたが、ピンと来るものが見つからず。そうこうしている時に出会った1冊の本によって、私の馬券スタイルが確立し、さらには自分自身でも確固たる理念や考えを持たなくてはいけない、と強く感じさせてくれる本に出合いました。
本の宣伝目的ではありませんが、それがこちらの1冊です。

一般的な競馬本が割と高額なのに対して、この本は定価でも500円ちょっととお手ごろでした。その割に中身が濃く、最終的には著者の里中李生氏が推奨する単複馬券に行く着いたということになります。

つまり、私がなぜ単複馬券を選んだかと言えば、単複馬券こそ競馬の王道であり、勝ち馬を当てる事こそが競馬の基本であると感じたからです。

単複馬券のメリットとは

では、実際に本命馬の単複馬券を買うことのメリットをまとめていきます。

単複馬券のメリットその1:買う馬は1頭というシンプルさ

これは競馬初心者の方でも、私のようにある程度経験がある人にも、どちらにもメリットと言えると思っています。

本命馬の単複馬券を買うということは、予想の段階で選ぶのは本命馬1頭のみです。
これだけでは物足りないと感じる人には合わないですが、当時の私は、とにかくまずは少額でもいいから的中する感覚が欲しい、と思っていました。
それまではレースによって買い方にバラつきがあり、予想が当たっても馬券が当たらないという、競馬あるある(?)にハマってしまっていました。。。

競馬予想において、本命馬を1頭選ぶというのはとてもシンプルで分かりやすいですよね。
もちろん、「なかなか1頭には絞れない」というご意見もあると思います。私自身も、最初は1頭だけ選ぶというのは結構大変なことでした。
しかし、1頭だけに絞ることで、だんだんと取捨選択ができるようになったと実感しています。

これは競馬の原理原則、基本中の基本ですが、そのレースで勝つのは1頭だけなんです。
同着はレアケースですし、そもそも同着狙いで馬券を買う人はほとんどいないと思うので、それは除きます。

競馬の原理原則である「勝つ馬は1頭である」ということと、基本ともいえる「勝つ馬を当てること」を最もシンプルに表した馬券こそ、単勝馬券となります。

単複馬券のメリットその2:本命馬をじっくり観ることができる

今までの私がまさにそうでしたが、本命が定まらずバラバラと流し馬券を買っているときなどは、最後の直線で目が泳いでしまうという経験が何度もありました。要するに、いろんな馬を買っているため、どの馬を観ればいいのか分からず、気付いたらゴール板を過ぎており、結果をみると外れ、なんてことは何度もありました。

単複馬券のメリットは、本命馬を1頭に絞ることで、レース中は本命馬のレース運び1点に集中できることだと思っています。
今では慣れてきたので、全体のレース感なども分かるようになりましたが、最初のうちは本命馬をスタートからゴールまで追いかけるだけで精一杯でした。
しかし、そうすることで、得られるメリットがあります。

それは結果がどうあれ、その時のレースの内容がどうたったのかを自分の脳にインプットすることができます。
具体的には、例えばですが、同じ本命馬が1着なったという結果だけでも、以下のような要因が挙げられます。
・スタートが良かったから勝てた
・道中折り合っていたから直線で伸びた
・4コーナーでの位置取りが良かった
・騎手が一生懸命追っていたから、最後のひと伸びにつながった
・馬場が良かった
・展開に恵まれた
などなど。

上記はあくまでも一例ですが、同じ結果でもこれだけの可能性が挙げられます。
この振り返りこそが、その馬が次回、あるいは今後も買えるのかどうか、に繋がってきます。

ここまで書けばお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、逆も然りです。
本命馬が負けたとしても、なぜ負けたのかが分析できれば、次回の馬券に活かせます
競走馬は生き物ですから、どうしても原因が分からないときもあります。それは仕方ないことですが、スタートからゴールまで集中して観ていれば、何かしら気付けることはあるはずです。

ですので、単複馬券は私自身にとって実践して良かったと思いますが、初心者の方にもかなりオススメできる買い方だと思っています。

単複馬券のメリットその3:単勝馬券で利益を伸ばす

ここまでの2点は、割と馬券そのものというよりも、単複馬券に対する「考え方」的な内容でしたが、3つ目のメリットは馬券そのものについてです。
単勝馬券は1着をズバリ当てる馬券ですので、的中率は決して高いとは言えませんが、的中すればそれなりの配当が見込めます。
これは私の感覚ですが、単勝で5~10倍くらいが的中できれば良いかなと思っています。
とはいえ、「たったの5~10倍か」と感じる方もいらっしゃると思います。
ですが、単勝馬券は本命馬の1点買いとなるので、資金の集中が可能になります。つまり、500円でも1000円でも1点集中することによって、払い戻し額が増えます。的中率は人によって違うと思いますが、私はだいたい25%くらいでした。4レース買うと、1レースは的中できるイメージです。

例えばですが、同じ5000円の払い戻しを得るとして、単勝5倍を1000円購入するのと、馬単50倍を100円購入するので、どちらが的中させやすいか、という話です。
もし「後者だ」という方にとっては意味のない話ですし、それ自体を否定するつもりは全くありません。
あくまでも、単複馬券、あるいは単勝馬券の可能性について書いておりますので、その点はご理解ください。

話を戻しますが、単勝馬券はその性質上、10~20倍といったオッズも期待ができます。
そういった意味で、単勝馬券の配当と的中率を考えると、バランスが良いのではないかなと考えています。

単複馬券のメリットその4:複勝馬券で資金を回す

単複馬券とは、「単勝と複勝をセットで購入する馬券」を指します。
ですから、本命馬の複勝も一緒に買うことになりますが、複勝は馬券の中で最も的中率が高い馬券です。
これは馬券の基本ですが、私自身、その点を改めて実感するきっかけになりました。

ここで大事なことは、複勝は単勝の倍の金額を買っておくのが良いということです。
オッズによっては単勝と同じでも構いませんが、複勝の平均的な配当は2倍前後かと思いますので、単勝の倍額を買っておくことで、複勝が的中できればそのレースは勝ちになります。大きく勝つことはできませんが、馬券を買ううえで「資金を回収する」というのは非常に大事になってきます。

この記事を読んでいる方は、恐らく毎週のように馬券を買っていると思いますが、そもそも資金が尽きてしまっては、せっかくの競馬も楽しさが半減してしまいますよね。
(もちろん、それ以外の方もたくさんいらっしゃると思いますが、当サイトは馬券に対して真剣に取り組んでいる方を対象としていますので、あしからず。)

馬券を買うために資金を追加していって、結果として自分の生活に支障をきたしてしまっては何の意味もありません。
競馬は一年中開催されていますし、馬券は毎週買うことが出来ます。決して、目の前のレースだけに躍起になってはいけません。その点、単複馬券は長期的に競馬を楽しむためのツールとして良いのではないかと考えています。

単複馬券のデメリット

何事もそうかもしれませんが、メリットがあればデメリットも付き物ですよね。前述の通り、私自身、現在は単複馬券は買っていませんが、それはデメリットの部分が大きくなってきてしまったからです。一つのやり方に固執せず、良いことばかり並べるために書いているわけでもありませんので、デメリットもきちんと把握したうえで取り組んでいきたいというのが私の中で根底にありますので、その点も触れていきます。

ただ、正直に言うと、「馬券としての考え方」に対してのデメリットはないと思っています。つまり、「馬券的な部分」、もっと言えば配当的な部分がネックになってくるというのが私の考え方です。

単複馬券のデメリットその1:複勝が的中できない場合

複勝は最も的中しやすい馬券ではありますが、当然、百発百中は不可能に近いですよね。
複勝が外れると、当然単勝も外れていますから、投入した資金は全てゼロになります。その次で的中できれば良いですが、そう簡単にはいかないものです。だんだん複勝の不的中が続くと、一度や二度の的中では資金が回収できなくなるのと、精神的にも痛いというのが挙げられます。

私自身がそうでしたが、「複勝すらも的中できないなんて・・・」と、自分に自信がなくなった時もありました。苦笑
もともとそんなに高額な馬券の買い方はしていませんでしたので、致命傷はありませんでしたが、そういった理由から単複馬券は辞めることにしました。

実を言うと、単複馬券のデメリットは複勝が的中できないことのみと考えています。どうしても、複勝は馬券の性質上、「保険」的な要素が大きくなります。
なので、保険が効かなくなると、だんだんと資金繰りが悪くなり、単勝が的中できて回収できれば良いですが、そうもいかなくなると厳しくなるのかなと考えています。

まとめ

単複馬券に対しての考え方と、実際のメリットデメリットをまとめてみました。
私自身、現在は単複馬券は買っていませんが、取り組んでみて良かったということだけは断言できます。
もちろん、馬券的な恩恵もありますが、それ以上に、競馬や馬券の基本、原理原則を考える良いキッカケになったと強く実感しています。

何事もそうかもしれませんが、どんなノウハウ本や記者たちの予想を参考にしたところで、結局は自分自身の頭で考え、実践し、経験したことこそが自分にとってのノウハウとなり、価値になると思っています。
それを感じさせてくれた、本命馬の単複馬券という買い方は、今でも私の競馬予想スタイルの根底にあります。

興味を持った方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

競馬観戦2002年〜馬券2009年〜
生涯収支は確実にマイナスも単複馬券を運用した2014年と2023年は年間収支プラスを達成。
このブログでは馬券の運用状況や騎手の騎乗内容解説を中心とした単複馬券の備忘録を書いていきます。

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