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競馬の距離体系について

今回は競馬の距離体系についてご紹介していきたいと思います。

競馬は大きく分けて、走るコースが芝とダート、そして障害で分かれます。
そこから更に距離が異なるため、組み合わせがたくさんあるのが特徴です。

芝コースとダートコースの違いについては別の記事でご紹介しますので、今回は距離にフォーカスしてご紹介していきます。

私たち人間も短距離が得意な人、マラソンなどの長距離が得意な人がいますよね。
同じように、競走馬にも距離の向き不向きがあります。
競馬予想をする上では「距離適性」なんて用語も使われています。

それでは、競馬のレースが行われる距離についてご説明をしていきます。

目次

スプリント(距離:1200m)

日本の主なレース:スプリンターズステークス・高松宮記念

代表的な競走馬:サクラバクシンオー・デュランダル・ロードカナロア

スプリントとは1200mの距離を言い、競馬の中では短い距離に分類され、スプリントが強い競走馬はスプリンターと呼ばれます。

日本で施行されている最も短いレースは1000mで、直線のみのレースが新潟競馬場で行われます。
通称「千直」と呼ばれているレースです。

スプリントのレースともなれば、まさに競走馬のスピードをもろに体感できるレースです。

G1のスプリンターズステークスであれば、スタートしてからゴールするまで1分ちょっとで駆け抜けるため、「電撃の6ハロン」と呼ばれたりもします。
ちなみに、競馬用語で1ハロン=200mのことを指します。

海外でもスプリントレースは盛んで、香港では「香港スプリント」というG1レースに強い競走馬がたくさん出てきており、最近では日本馬も日本の代表として頻繁に遠征しています。

マイル(距離:1600m)

日本の主なレース:安田記念・マイルチャンピオンシップ

代表的な競走馬:ニホンピロウイナー・タイキシャトル・モーリス

マイルは1600mの距離で行うレースで、こちらもスプリントと同じ短距離に分類され、マイルが強い競走馬はマイラーと呼ばれます。

グレードになる前の日本では、マイルは軽視される傾向がありましたが、現在ではマイルも評価されるようになりました。

安田記念には香港馬を始めとして数多くの強豪外国馬が参戦します。

ミドルディスタンス(距離:2000m)

日本の主なレース:天皇賞(秋)・皐月賞・秋華賞

代表的な競走馬:アグネスタキオン・ダイワメジャー

中距離は2000mの距離で行うレースで、2200mの宝塚記念もこの距離に分類されることがあります。

マイラー・ステイヤー両方が出揃い、非常にハイレベルになるのが特徴です。

ちょうど中間的な距離なので、マイル路線で活躍している馬が出走する場合もあればこの後紹介する長距離路線で活躍する馬も出走する範囲の距離なので、特に古馬のG1天皇賞(秋)はこの辺りの激闘が見れる点が面白い距離ですね。

クラシック(距離:2400m)

日本の主なレース:日本ダービー・オークス・ジャパンカップ

代表的な競走馬:シンボリルドルフ・スペシャルウィーク・テイエムオペラオー・シンボリクリスエス・ディープインパクト・オルフェーヴル・ジェンティルドンナ

クラシックは2400mで行うレースで、スピードだけではなくスタミナも要求されます。

有馬記念は2500mで行われて近い距離ですが、マイラーが通用することもあるトリッキーなレースでもあります。(詳しくは中山競馬場の特徴にてご説明します。)

世界一を決めると言われている凱旋門賞、アメリカ芝レースで最も格式の高いブリーダーズターフもこの距離です。

この距離を中心に活躍した競走馬を見れば分かる通り、競馬史に残る歴代の名馬たちばかりです。

まさに競馬の王道路線と言える距離ですね。

ロングディスタンス(距離:2600m以上)

日本の主なレース:天皇賞(春)・菊花賞

代表的な競走馬:メジロマックイーン・マヤノトップガン・セイウンスカイ・ナリタトップロード・マンハッタンカフェ・キタサンブラック

長距離は2600m以上で行われるレースで、スピード以上にスタミナが要求される距離です。

向き不向きがハッキリと出やすいレースでもあり、日本を含めて世界各国で長距離が強い名馬はたくさんいます。

ちなみに世界で最も長い距離のG1は、イギリスのアスコット競馬場で行われるゴールドカップで、距離は4000mです。

長距離が強い競走馬は、ステイヤーと呼ばれます。

まとめ

競馬の距離は、特徴を把握することで予想にも活かすことができます。

更に各競馬場によって同じ距離でも特徴が異なるので、その辺りは競馬場別に詳しくご紹介したいと思います。

いずれにしても競走馬の距離適性を見極めることが重要ですね。

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この記事を書いた人

競馬観戦2002年〜馬券2009年〜
生涯収支は確実にマイナスも単複馬券を運用した2014年と2023年は年間収支プラスを達成。
このブログでは馬券の運用状況や騎手の騎乗内容解説を中心とした単複馬券の備忘録を書いていきます。

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